仏典に登場するブッダの十大弟子についてそれぞれ概要を書いてみました。

サーリプッタ (舎利弗)

智慧第一
ブッダの弟子アッサジに出会い、幼い頃からの友人モッガラーナを誘って250人の弟子と共に弟子となる。
ブッダの教えをよく理解して代わりに説法をするなど、ブッダからとくに信頼が厚かったという。
法華経や般若経などでブッダの話し手としてよく登場する。
サーリプッタは病気でブッダより先に亡くなっている。

モッガラーナ(目被連)

神通第一
六師外道サンジャヤの率いる団体からサーリプッタと一緒にブッダの弟子になった。
二人は十大弟子のなかでも「二大弟子」と称された。
見えないものや聞こえないものを感じ取る神通力を持っていたとされ、サーリプッタとともに教団で一緒に指導的な立場を担った。
また、モッガラーナは体格が良く、ブッダを殺害しようとした弟子達によって死亡したという説がある。

アーナンダ (阿難陀)

多聞第一
アーナンダは人柄がよく、弟子達からの推薦もありブッダの世話役だった。ブッダの説法を最もたくさん聞いたとされる。
アヌルッダと同じくブッダの従兄弟だったと伝えられる。
また、女性に親切であったとされ、尼僧誕生はアーナンダの働きという説がある。
アーナンダは人に尽くそうとする想いのあまり、煩悩を捨てきれなかったが、ブッダ入滅後の第一結集の際にお経の編集作業で重要な役割を果たし、その際に悟りを開いたという。

マハーカッサパ(摩訶迦葉)

頭陀行第一
マハーカッサパは、出家してから衣・食・住にとらわれない清浄な修行を続けた。
清廉潔白で厳格な規律を守って、ブッダの滅後は教団で指導者的役割を担ったとされる。
生い立ちについては諸説あり、比較的に話題の多い生涯を送ったとされる。
のちにブッダの教えを確認する第一結集の発起人になる。

ウパーリ(優婆離)

持律第一
ウパーリは、当時最下層の理髪師という身分でありながら出家を認められ、実直に戒律を守った。
もともと律儀な性格だったようで、戒律によく精通したことから戒律の第一人者になった。
また、ブッダが亡くなった後は、戒律部門の編集の中心人物として活躍した。
弟子入りはアヌルッダやアーナンダと同時期。
受戒の際、カースト最下層のウパーリが実直に教えを求める姿にアヌルッダとアーナンダは自分たちの奢りを反省し、受戒の順番を譲っている。
当時の儀式は王族が優先される常識をくつがえし、ウパーリが先に受戒することとなった。

プンナ(富楼那)

説法第一
プンナは、弁舌に長け、とてもわかりやすい説法をしたことで知られる。
数多くの言語を解していたとされ、ブッダのもとを去って辺境の土地での布教活動に命をかけた。
プンナは弁舌に長け、とても分かりやすい説法をしたことで知られる。
ブッダが悟りを開いて初めての説法(初転法輪)をした後の第一の弟子。
十大弟子の中では一番初めに弟子になった人物。
多言語に通じていたとされ、ブッダのもとを去って辺境の土地での布教活動に命をかけた。

アヌルッダ(阿那律)

天眼第一
アヌルッダは、ブッダの従兄弟といわれる。親戚のアーナンダとともに出家した。
アヌルッダはブッダの説法のさなかに居眠りをしたことがあった。ブッダは居眠りをしていたアヌルッダを叱責する。
以来、アヌルッダはブッダの前で眠らない誓いをたて、不眠・不臥の修行を続けた末、視力を失う。
ブッダは怠慢もやりすぎもともに煩悩なのだとさとしたが、アヌルッダは自らの誓いを頑なに守った。
しかし失明後、真理を見通せる智慧の眼(天眼)を得た。

カーカッチャーナ(迦旃延)

広説第一
カーカッチャーナは、幼少期から極めて聡明で、聞いた講義の内容をとても良く理解したという。
ブッダに出会う前は、アジタ仙人の弟子という説と、アヴァンティ国の王様に仕えていた説がある。
ある時、難解な文をどうしても解明できず、ブッダに教えを乞う機会があり、それがきっかけで弟子入りしたという。
以降、説法の旅に出て、王族や貴族などを中心にブッダの教えを広めたとされる。

スブーティ(須菩提)

解空第一
スブーティは、ブッダに祇園精舎を寄進した長者スダッタの息子。
(後に大乗仏教の祖であるナーガールジュナ(龍樹)が解明した)ブッダの「空(物事に執着しないこと)」について誰よりもよく理解していたといわれる。
また、無諍第一とも言われ、言い争いを極力避けていたとされる。
スブーティは元来短気で粗暴な性格だったようだが、ブッダに会い円満な人格になり、教団の内外を問わず多くの人々から慕われていたという。

ラーフラ(羅喉羅)

密行第一
ラーフラはブッダの息子である。ブッダの出家前に生まれた子供で、障礙(しょうげ)という意味でサーリプッタ (舎利弗):
智慧第一
ブッダの弟子アッサジに出会い、幼い頃からの友人モッガラーナを誘って250人の弟子と共に弟子となる。
ブッダの教えをよく理解して代わりに説法をするなど、ブッダからとくに信頼が厚かったという。
法華経や般若経などでブッダの話し手としてよく登場する。
サーリプッタは病気でブッダより先に亡くなっている。